旅 ソヨカゼ：ケンホロウ♂
神官見習い、神を信じることで救われる人がいるのも事実だが
神が自分たちを救ってくれているとはどうにも思えない青年
信仰深くはないものの人の教会に訪れる人々の悩みを聞いたり
子どもたちと遊んだりなど他者を支えることを生業としている
神を信じる以上に、理不尽な目にあった人々を見聞きしてしまい
それが信仰心の無さに繋がってしまった。絶望の方が早かった
神の存在は信じているが救ってくれるとは思っていないタイプ
ただ信じることで前が行ける人がいることも知っているため
否定はしないし表向きには良い神官であろうとはしている様子
現在は教会を離れフルーヴィと共に旅をしている

追記でフルーヴィとソヨカゼの出会い的な妄想メモ



教会近くでふらふらしながら歩いていたフルーヴィを見かけて
体調が悪いのではと心配になったソヨカゼはフルーヴィに声をかける
しかし、フルーヴィは一度振り返ったもののそのまま立ち去ろうとする
慌てたソヨカゼはフルーヴィの右腕を掴もうとした、掴めなかった
掴めたのは服の右袖だけで『腕はなかった』。ソヨカゼは動揺した
しかも緩く着ていたらしい服がずれ右肩が露わになった
フルーヴィは『肩から先がなかった』、ソヨカゼは思わず手を離した
「ふふ、驚いた？……笑い事じゃないか、ごめん」
フルーヴィはそこでソヨカゼとようやく向き合った
フルーヴィは実験所の被験体であり、様々な薬を試されていた
針の刺しすぎや薬漬けのせいで四肢は使い物にならなくなり切り捨てられた
元々無痛だったから痛くはなかったし関心もなかった、諦めきっていた
義手や義足をしてないのは当てがないため、超能力で誤魔化せるからと
大して気にしていなかったがソヨカゼの反応を見て流石に反省した
フルーヴィはせめて外の世界を見たいとふらふらと外をさまよっていたが
ソヨカゼに保護され、とりあえず義肢の確保と医師を呼んで診療を行った
フルーヴィは薬漬けの影響もあり先が長くない、だからせめて世界を見て
回りたいと考えていた。その先で大切な友人ができ心残りになってしまうが
ソヨカゼはフルーヴィの事情を知っているし、よく気にかけている
出来れば悔いのないようにしてあげたいと考えている、彼の力になりたい
教会から離れたのもその為であり建前として見分を深めるためとしている