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Y ナチ(那智):オリトレ♂(トリップ前)
この絵、どっちも那智として描こうとしたんだけど何故か急に
黒髪描きたくなったから適当に那智の友人ってことにした(←
那智がトリップした経緯を考えていたらぶっ飛んだ設定に…
きっかけが那智の友人、そして元凶がチェルシィになりました
そして那智がかなりの自己犠牲精神の持ち主になってしまった
那智さんパネェ…とかいうレベルじゃないよ!どうしてこうなった
でも、チェルシィがデータ通り寂しがり屋になったから良いかな

:私信
乱入を邪魔していいですって…!ガタッ
これは早く義賊組を揃えなければ…!!


追記でぐだぐだと、色々おかしくても許せる人向け?

俺は那智、普通に日々を過ごすDK(男子高校生)だ。大きな不幸に見舞われたこともなく、大きな幸せにも見舞われていない。そんなフツーの一般人。そんな俺だけど、最近毎日気が重くて仕方がない。時間がとまればいいと毎日のように思う。理由は簡単、明日になってほしくないからだ。

俺には友人がいる、小学校のときから付き合いがある…幼馴染ってやつだ。ソイツはとにかく他人のフォローの上手く、頭も良いから俺より上の高校へ行ってしまったがそれでも連絡はしていたしよく遊んだりもした。そんな友人はある日急に耳が聴こえなくなったらしい。聴こえなくなる前から(電話越しだったけど)聞き返すことが多くなっていたと、今更思っている。あまりにも聞き返してきたときは「もういいから耳鼻科行って来いよ」 などと悪態を吐いてしまった。聴こえなくなるなんて想像すらしてなくって、それでもこんな発言をした自分が嫌になる。

最近視力も落ちてきた、と打ち明けられたときには「今すぐ病院に行こう」と、友人の腕を掴んで無理やり連れて行ったこともあった。しかし詳細不明な上、身体的にも精神的にも異常なしと言われたときの絶望っぷりは半端なかった。原因不明なんてどうやって治すんだ、何か方法はないのか、とか色々と言っていた気がする。友人はそんな俺を落ち着かせ様としていて、そのままでいいのかと怒鳴ったこともあった。…まあ、友人には聴こえてないんだけど。ただ、自分の行動に怒ったことを察したらしく苦笑い気味に謝られた。

俺はそれからいろいろなことを調べた、病気に関することは勿論。その土地に纏わる伝承や噂話などをとことん調べた、その中で1つ解決のカギになりそうなものを見つけた。某高台には土地神様がいるらしく、そこから身を投げれば願いが1つ叶うらしい。ただし、これは自殺行為じゃなくていいらしい。身を投げる、要するに飛び降りるだけ。そこは急な崖があるわけでも高さが凄まじい訳でもない、死ななくても叶えられそうなレベルの高さだった。まあ、重症を負う事になるかも知れないがそれはいずれ治るもの。友人の原因不明の症状がそれだけで治るのなら安いものだ。

ただ、この願いを自分じゃなく他人に対して実行したい場合はその場に立ち会ってもらう必要があるらしい。友人の目の前で高台から級に飛び降りたりなんかしたら絶対驚くだろうな、俺だってそんなことしてる奴が居たら止めるし。でも少しの可能性にでもかけたかった、今すぐにでも友人が前と同じような世界で生きれるように俺はしたかった。そうじゃないと面白くない、友人は目に見えて笑う回数が減ったし日が経つにつれて余裕がなくなって辛そうにしているのに何も出来ないなんて友人として嫌なわけだ。これが間違った方法だとしても、別に死にに行くわけじゃないのだからと案外俺はあっさりしていた。自己犠牲が好きなわけではないが、自己犠牲なら友人もよくしていることだ。これを機に少しはこっちの気持ちを知ればいい。

放課後、友人を呼び出して景色を見ようと嘘を吐いて高台まで連れて行く。耳が聞こえない友人に俺は携帯に文字を打って見せることで会話をするようになっていた、ただ視力まで落ちてきたとなるとこの方法も使えなくなる。その前に何とかしたかった。俺はスマホに文字を打ち込んでそれを友人に見せた、すると驚いたような顔をして何する気と呟いた。それを聞いた俺は笑って「すぐに分かる」とだけ言った。

結果、上手く俺だけが身を投げることに成功した。友人まで巻き込むことがなくてよかったと思ってる時点で結構重症かもしれない。自己犠牲なんて柄じゃないんだけどな、と一人心の中で悪態を吐きながら悲痛な友人の声がかすかに聞こえた。身を投げたというのに普通に聞き取れる声に「アイツ叫んでんじゃねえの、これ」なんて場違いなことを考えていた、やけに冷静だと自分でも思う。視界の端に赤色が見えたは動揺なんてしない、死ぬつもりはないし怪我するのは承知の上だった。後は、ちゃんと願いが叶っているかだけなんだよな。治ればいいけど、治らなかったら本格的にやばいな。
このことが耳や目に関する症状とは違う意味でトラウマにならなきゃいいけど、とか思いながら俺は意識を手放した。






――――ああ、丁度良いや。役者が足りなかったんだ。
                           最初の人、キミにするよ。
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